大規模地震の際の対応について協会より以下の通達がありました

(社)山梨県サッカー協会4種委員会通達代001号

                                                    平成24年 3月 1日

 

                                 (社)山梨県サッカー協会4種委員会

                                     委員長  石 原 幸 周

 

大規模地震の際の対応について

 

 大規模地震が発生した場合は、まず子供たちの安全確保を第一優先に考える事がサッカー関係者の

役目です。サッカー関係者とは、チーム指導者・審判員・会場運営責任者など広義になります。

 大会の開催場所が多岐にわたり、それぞれの会場によって避難場所等が違う事も想定されます。必ず

各会場における①一時避難場所、②避難地、③待避所の確認をしておいて下さい。

 いずれにしましても、震度レベル、周辺の状況等の情報を速く得て、迅速かつ適切に行動することが大

事です。

 

 下記に震度レベルに応じた対応を示します。

 

【震度5弱以上】

 

震度5弱以上の場合は、強い揺れのため立つことも歩くことも出来ません。強い揺れは、数十秒間続きま

す。東日本大震災では、長い所では3分近くも揺れました。本震が終わっても、まもなく大きな余震が起こ

る事も予想されます。

 

① 直ちに試合を中止し、建物・照明塔に近付かずグラウンド中央に避難する。例えば、主審は大きく笛を

   吹くなどして試合を中止してグラウンド中央に選手を集めます。サッカーゴールが転倒するかもしれま

   せん。

 

② サッカー関係者は建物及び周辺の状況又は地震の規模をラジオ等で確認し、待機を促します。

 

③ チーム責任者は選手の人数を把握し、同じ場所に待機させる。

 

④ 被災状況によっては、グラウンドが最終避難場所となり、そこで選手の安全を確保します。

 

⑤ ある程度の時間が過ぎ、安全であると確認出来たらチーム毎に帰宅させる。

 

■大会中に震度5弱以上の地震が起きた場合、各地域での震度レベルが違う場合も有りますが、大会を

 中止にします。

 

■大会前(早朝)に震度5弱以上の地震が起きた場合、各地域での震度レベルが違う場合もありますが、

 大会を中止にします。

 

●各地域の災害状況及び交通状況をラジオ等で情報を得る事も必要です。

 

●避難の鉄則<押さない・走らない・しゃべらない>を徹底して下さい。

 

【震度4及び震度3】

 

余震の可能性があります。震度レベルにこだわらず、事後の状況を判断し、落ち着いて行動するようにし

ましょう。

 

① 直ちに試合を中止し、建物・照明塔に近付かずグラウンド中央に避難する。例えば、主審は大きく笛を

   吹くなどして試合を中止してグラウンド中央に選手を集めます。サッカーゴールが転倒するかもしれま

   せん。

 

② サッカー関係者は建物及び周辺の状況又は地震の規模をラジオ等で確認し、待機を促します。

 

③ チーム責任者は選手の人数を把握し、同じ場所に待機させる。

 

④ ある程度の時間を要し、周辺の状況及び余震を確認し、周辺の異常が無ければ試合を再開させる。

 

⑤ その後再び地震が起きる様な事があれば、大会を中止し帰宅させる。

 

● 各地域の災害状況及び交通状況をラジオ等で情報を得る事も必要です。

 

● 避難の鉄則<押さない・走らない・しゃべらない>を徹底して下さい。

 

 

※ 4種大会のみならず、各チームの日頃の練習会場においても適切な対応をお願いします。

 

                                                           以上

通達(大規模地震)[1].doc
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